takahashi hiroyuki

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人為として働きかけたその後に

今回のワークでは、身体で、ひとつの形をとった時の「身体内部に起こってくるもの」を観察することに主眼をおきました。 また、座学にいつもより時間をさきました。私の師、山下道場総師範が、この座学の時間を重要視しているように。「無為自然」 という、字で読んでしまうと何もしないということと勘違いしてしまいそうなこの言葉を じっくりと皆で考えました。 施術の場合では、一から十まで私が対象者に変化を起こすわけではなく、私はできるかぎりのアプローチ、働きかけをし、その後に起こる対象者の身体変化は、「自然」の発動であり、その営みに委ねられる。 私は米を研ぎ、炊飯器をセットし、スイッチをオンする。時間を経て、、(大事なプロセスです)  米はご飯になる。 私はどうすればご飯が炊けるかを知っている。(他のやり方でも)スイッチを入れれば、”そういうもの”が働くことを知っている。 この働き ”そういうもの”を信じている、信頼して委ねる。 これが理にかなう ということだと思います。 私はご飯を炊いた。と言ってもこれは表面上の言葉で、スイッチオン後は、私は干渉していない。 「わたし」という人間、人間という「自然」とその営みを身体のワークを通じて、体現し、そして体感し、最終的には「体認」まで行ってほしい。  その獲得が後々のことだとしても、そこに至るまでにさまざまな発見があり、学ぶこともあると、思っています。 それが生活の中で対面する問題に向かう時の根源的な力になるとも私は思います。

感じた後の表現。

治療室で、「どんな感じがしますか?」とよく質問します。症状に対しての質問ですが、自分のからだに起こっていることの表現に苦労される方が多いように思います。 考えてしまうんですね(感じたままでいいのです)。 痛みひとつでも、さなざまな感覚があると思うんです。ピリピリとか、ズキズキ、だるい感じをともなっているとか、 この辺り(範囲)、また範囲が曖昧な感じとか(これらの表現は要因を突き止めるのに非常に重要です。) 感じたこと、感じていることをアウトプット(表現)するには客観性がいると思います。 自覚力がより必要です。 ジャッジすること、されることに慣れているのかもしれません いい、悪いをそこに用いない訓練が必要に思います。  定期的に行っているワークは、自分の身体に”いま”起きていることを丁寧に観察し、そこにジャッジをしない訓練でもあります。 そして、ワーク後は、感じたことを表現することを行います。ここまで入って”ワーク”です。 誰かに話す、文章にするこういうことが大事に思います。 客観的に自分を観る力が、セルフコントロールにも発揮されるものと考えます。 今朝、雨上がりの花を見て、感じました。写真を撮りました。このプロセスに、思考の入る余地はありませんでした。  

長所の発揮と中庸と、逆U字形。

「長所が表れる最適なポイントは、逆U字形の頂点であり、左右の両極端から見て中間である、、この「逆U字形はまさにアリストテレスの説いた「中庸」をあらわしており、、」直感的に購入した本に興味深い記述がありました。 傲慢 ⇔ 謙虚   自信がありすぎて傲慢になってもいけないし、謙虚すぎてもよくない。 優しすぎてもそうだし、厳しすぎてもそうだ。この両極の最適なところ「中庸」が、逆U字形で表されるということです。 このことは、私が学んでいるVital Energy Body Workと一致するところがありますので、自分の中で整理してみました。 ◎ なぜU字形?両極なら、直線でもよさそうですが、この「高さ」は、グラフ的にエネルギーの最適状態を表しているのだと考えます。 つまりです、頂点である「中庸」状態が、自他の関係性、また内外のエネルギー循環が最善になるということだと思います。 ◎ V字形ではいけないの? V字の場合は、頂点が固定点になってしまいます。(ホースで水をまく時、ホースを折り曲げたらどうなるのかと同じです。) 「中庸」というのは、固定点ではないと私は考えます。両極を行き来し、偏らないように ”自覚” し、微細な振動を保ちながら、陰陽を調和、和合させる運動状態、 もっと簡単に言うと、固定されず運動しながらバランスを保っている状態。私はこれこそ 道 TAO だと思います。 この「逆U字形」の真理は、山下道場の総師範から幾度となく説明を受けています。 「安定」ということを考えても、橋を見ればやはりそう、 心の安定もそう、 エネルギーが最善な状態もそう。 これらのことを、自らの身体に落としこんでいく、感得するのが、私が学んでいるVital Energy Body Workです。 

ゆったり動作でかなう「自分の管理とみなぎる力」~8/28

◎ ”効果的”に仕事をしたい方◎ 心身の安定を得たい方◎ 自分の舵を取りたいかた◎ 体力的な自信をつけたいかた◎ 実生活に役立つセルフワークをお求めの方へ 人間だけに備わっている『自覚』という能力。この能力を意識的に、また有効に日常に生かすことが、自己管理  健康  人間関係創造的生きかたまた、仕事や個人の発展などにつながっていきます。  Vital Energy Body Workの特徴であるゆったり動く、また相対静止という特殊な運動状態から自分の身体とこころを、細かに観察する力気づきの能力をさらに深めていきます。 さらに生命の根源である「内なる力」も同時に高めていきます。 今回は内功八段錦ないこうはちだんきん という静と動の両方の動作を兼ね備えたメソッドを行います。 【日時】   8月28日  19時~20時30分(ワーク後、お茶をしながら感じたことを皆でシェアする時間をもちます。)

【場所】  Cafe杏奴あんぬ http://cafeannu.com/

【人数】 あと2名受けられます。    【講習費】  3500円 服装は動きやすいもので。

靴を脱いでウレタンマットの上で行います。


参加申し込み ご連絡 0284-22-4396 高橋 博幸まで。

フェイスブック メッセンジャーからでも受付けます。  

委ねる強さの獲得を。

予測することは必要なことですが、危うい部分も含んでいると私は思います。例えば天気予報で、降水確率0%なんて時です。 自然は何が起こるかわからない。ですからパラパラとくることもあるわけです。そんな時、(0%だったじゃないか)という心境になったとしたらこの状態が危ういのです。 つまり、  期待してしまう   固執してしまうアウトサイドイン  外に何かを求める考え方です。 流されやすい考え方です。不測の状況  これが常に目の前にあるのですからそれに対して、いろんなことを想定しながらもそれに固執、期待せず、いかなる状況でも対応してやるぞ、 という準備のできている状態。なおかつ、ガチガチに固まってそれを待っているのではなく、身体も心も柔軟な状態。 これを身につけたいのです。 委ねる とは、「内圧」が必要であると私は思います。どんなことにも対応できるという自己への信頼あってはじめて肩の力がほどよく抜け、足に躍動感を宿すことができるのです。 これは、かなりの主体的、能動的な状態です。 こういったことを身体をもって体現するための、身につけるためのセルフワークです。 不測に立ちて無有に遊ぶ     「荘子」より 「無有」の有とは、人為的なもの、自分で作り上げた限定などそれが無い状態「無有」で、不測のものに対して固執なく足に躍動を宿し、自由闊達に振舞っている。そんな風に自分は解釈します。